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2011年03月18日

東電がなぜあのような対応なのか邪推してみる

[東北関東大震災]
何かと物議を醸し出している東京電力。特に今回の原発事故の対応の遅さが指摘されているが、なぜあのような対応になったのか、勝手に邪推してみる。

原発事故は原子力事故 - Wikipediaを見る限り、少ないとは言えない回数起きている。そして、いずれもそれほど大きな事故にはなっていない。今回の対応の遅さ・まずさはこれが大きな原因ではないか。

東京電力はこれまでの事故の経験から、事態を甘くみる癖がついてしまっていたように感じる。最初の1978年11月2日 東京電力福島第一原子力発電所3号機事故はあわてふためいて隠蔽したのだろうが、その後も1990年9月9日、1998年2月22日、第二発電所でも1989年1月1日に事故があったと原子力事故 - Wikipediaには書かれている。福島最第一原子力発電所が初めて動いたのは1970年(昭和45年)11月17日、そこからほぼ10年に1回は事故が起こっていたことになる。外部に報告されていない事故もあったのではなかろうか。さすがにこのくらいの回数事故が起きていれば、今回も「またか」と安易に構えてしまうのは想像に難くない。

初期の段階で素早い判断をくだしていれば、今の状況は避けられたのかもしれん。しかしそんなことを言っても後の祭りでしか無い。明日は暖かくなるらしい。核燃料を冷やすこと、それが最悪の事態を防ぐ唯一の方法であれば、気温があがるのは歓迎できない。だから今日は夜を徹しての放水作業を検討しているのではなかろうか。事態は思った以上に深刻なのかもしれん。


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posted by oyajiman at 2011年03月18日 23:00:00



コメント

結構楽しんでます

「お金を出した人の考えること」という要素もありませんか?

ニュースでは、米軍が支援を申し出たが、廃炉を前提としたプランであったため断ったというようなことが報道されています。

「馬鹿いえ、○○億円の施設を廃棄しろだと! なにいってんだ、毎年○億の自治体への寄付金はどうなんだ! この設備があるから、東京は電気があるんだろうが! 復旧が大前提だ!なんとかプランをねろ! 東電の施設は、東電で守る! つぶしてたまるか!」なんて、映画のワルモノちっくな発言があったような想像ができると・・・

しかぁ~し、400年かけて200年の1度の津波に対抗する防波堤を事業仕分け切って捨てた人が日本を主導しているような現状です。東電のトップの考えも、「攻めて守る」ではなく「守るための守り」戦法なのでしょう。

おやじまんさんの好きなサッカーでも攻守のバランスは大切だと思います。
2011年03月19日 07:42:17

oyajiman

それは絶対にあるでしょうね。

今回の津波で年配者の方が助かっているように見えます。若い人は復興とか救助とかそんなので忙しくてTVに映っていないのかもしれません。ですが、年配者はとにかく生き延びることだけを考えたから助かったんじゃないの?という人もいます。その人は、逃げるときのちょっとした「欲」が生死を分けたのではないかと言うのです。

家族のため、今後のために少しでも何かを持っていきたい。そういう思いが仇となってしまったとすれば、あまりにもひどい仕打ちです。

原発事故は人を救おうとする欲ではなく、私利私欲の類です。東電の欲でこういう結果になったとすれば、その罪はあまりにも重いと言わざるを得ません。
2011年03月19日 22:10:50

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