俺ははっきり言って、見もしないでこの映画を馬鹿にしてました。スピルバーグの、有名子役を使ったお仕着せ感動もんだと思ってました、ええ。だから全然見る気がしなかったのでした。
あるときBSでキューブリックのドキュメントやってたんだけど、そしたら
A.I.って、もともとはキューブリックの構想だったことを知って、これは見てみる必要があるかもと考えを改めたのですよ。
で、感想は…
思いっきり泣きました。ええ、泣きましたとも。食わず嫌いして御免なさいって反省してます。ちょっとは難しい話なのに、息子も娘も大泣きしてましたよ。
どことなくキューブリックの雰囲気が漂うシーン(特に最初と最後)、中盤での雑多な雰囲気はスピルバーグと、なんかちぐはぐな感じもしないではないですが、話の展開はキューブリックそのもの。キューブリックの淡々とした映像で見たかったなぁ。