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2010年06月28日

日本人の特性はアジリティだけではない

[決めてくれ~~]
明日はパラグアイ戦だ。パラグアイといえば、チラベルトがいたときのフランス大会での試合が忘れられない。最強の誉れが高かったフランス相手にとことん守り通したあの姿は感動さえ覚えた。戦力に圧倒的な差があったパラグアイは勝機をPK戦と決め、攻めを捨ててもそのわずかな希望の糸を手繰り寄せようとした。そして、あともう少しでPK戦というところまで行ったが、最後の最後で決められワールドカップを去ったパラグアイ。試合が終わった後、精魂尽き果てたパラグアイの選手の多くはその場に倒れ込み、ある者は天を仰ぎある者は涙した。その選手達をチラベルトが一人づつ声をかけながら立たせて行ったあの光景は、一生忘れることはないだろう。

そんなチームと我らが代表がベスト8をかけて闘うのである。並大抵なことで勝てる相手ではないのだ。

先日の本田とヤットのFKなどを見ながら、これって日本人らしいなと思った。FKの名手達がジャブラニでもたついている中、日本人に器用にジャブラニを扱える選手が出てきたのだ。本田はFKを譲っただけでなく、超ごっつあんゴールまでお膳立てする始末。勤勉で起用で控えめな日本人らしいではないか。そんな日本人がちょっと自己主張してみたら、松井と大久保は世界中から注目され、ヤットと本田は一気に世界中にその名を知らしめた。そして、あまり自己主張していなさげの阿部と中澤は、世界中の目の肥えたサッカーフリークにその存在感を見せ付けたのだ。だが、当の本人達は試合に出られないチームメイトや支えてくれるスタッフ、さらには応援してくれるファンのことを最優先にしているように見える。

そんな姿を見ていると、明日はもしかしたらもしかするかもという気になるから不思議だ。というか、なんだか負けそうな気がしないのである。ここで勢いをつけたら、スペインだろうがポルトガルだろうがいい勝負にもちこむに違いない。そしてもしそれを勝ち抜いたら…日本は最後の最後まで世界の強豪と試合が出来るのだ。その経験は必ず日本の力になるだろう。ああ、夢のようだ。


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posted by oyajiman at 2010年06月28日 23:00:00



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