嫁から「息子が公立高校に落ちちゃった」という電話が入った。落ちる奴がいるから受かる奴がいるのであるから、落ちたことはしかたがない。本人は挫折感を味わっているのかもしれないが、若いうちに挫折感を味わうのはいいことだ。
俺は息子の年代ではあまり挫折感味わったことがなかった。挫折感を覚え始めたのは高校に入ってからだったが、それも今思えばたいしたことはない。一番くじけそうになったのは大学のころで、卒業はしたいが学校には行きたくないとか、卒業しないとこれからの人生が・・・とか、まぁとにかくくだらないことがストレスになったりしていた。
だが、いざ大学を辞めて働いてみると、捨てる神あれば拾う神ありの言葉のとおり、とりあえず今まで生きてこれたしいつの間にか人の親にもなれた。そりゃ賃金とかの面では損をしているかもしれないが、それは自分で歩んできた道なので諦めるしかない。とりあえずどうにかなるもんなのだ。
高校なんて人生80年のうちのたった3年である。学校にいける時間は大学も含め後7年程度しかない。中学卒業時で既に学校に行く期間の半分以上が終わっているのだ。まぁあと7年、体も頭も適当に鍛えておけばいい。多分学校より社会の方がおもしろいからな。そのおもしろい場所で動き回れる力さえつけられるのであればどんな学校に行ったってかまわないし、学校に行く必要もないのかもしれん。実際俺は学校辞めてから覚えたことの方が多いし役に立ってる。つか、学生時代に色々考えた時間は有益だったけれど、学校では大したこと学んだ記憶はないからなぁ。高校時代は授業は寝てばかりでサッカーに明け暮れていたし、大学はほとんど行っていないからね。「この親あってこの子あり」なのかもな。