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2009年09月25日

NC、NRということ

[つれづれなるままに]
Yahooオークションにハマっている俺だが、最初NC,NRの意味が判らなかった。調べてみるとノークレーム、ノーリターンのことらしい。簡単に言えば、欽ちゃんよろしく購入後の文句は一切ナシヨだぜということだ。

確かに売買後のあれこれをいちいち聞いていたらたまったもんじゃないだろう。不要だから売りに出して、それを誰かが「この価格なら」と思い購入する。購入までに質問だって出来るので、必要な情報はその段階で引き出せなくもない。しかし、物は実際に手に取ってみないと判らないものも多い。それを写真だけで判断するのであるから写真マジックに騙されてしまうこともあるだろう。それがネットオークションの怖いところであり面白さでもある。ハズレをつかんでしまったのは自分の見る目と運の無さが原因であり、いい物に当たったのはたまたま運が良かったからだろう。

手に取ってもそのものの価値を判断するのは難しいのだから、写真だけで価値を判断するのはもっと難しい。それでも、あまり興味のない物は素人でも比較的正確にその価値を言い当てるたりすることもあるようだ。しかし、自分の「欲」が出るとプロでもまがい物をつかんでしまうことがあるらしい。そもそも欲しい物には目が眩む。欲しい欲しいが先に立ってどうしても冷静な判断が下せなくなってしまうらしいのである。
「いや、不思議なもんですよ。買おうか買うまいかと迷っているときには、本当に本物に見えているわけです。確実とは言えなくても、まず大丈夫だろうと。ところが、分かりました、買いましょうと言ったとたん、しまったと気付く。買った瞬間に、ニセモノであることが分かるんだ。結局、買うまではいいところしか見ていない。美点ばかりを見て本物だと思う。けど、買って自分のものになった瞬間からパッと欠点が目に入るようになる。往々にして、その欠点が決定的な贋物の証拠だったりするものでね」

続・なぜなら、給料が安いから - 産業動向 - Tech-On!
自分の物になった途端、「欲」という憑きものが落ちて客観的に見れるようになる。これは誰しもが経験している事ではないかと思う。

目を眩ませているのは他人ではなく、自分自身が生み出す「邪念」だ。すべては自分のリスクで・・・というオークションは、時にその「邪念」をあからさまにしてくれる。







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posted by oyajiman at 2009年09月25日 23:00:00



コメント

山師

>自分自身が生み出す「邪念」だ。

まさしく!ってな感じですね。
10年程前ですが、ヤフオクの公式質問掲示板で常連回答者やってました。ちょうど女性週刊誌などで「安く買える」と紹介され始めた頃で、暴れる方が多かったですよ。

曰く、「近所の●●で○○円で売っているものを2倍の値段つけて出品している。詐欺です。」
→オークションは出品者が値段をつけて売っているのではなく、あなたが値段をつけて買う場です。

曰く、「振込み手数料はぱるるが一番安いのに、落札後ぱるるを頼んだらダメだといわれました。なんて酷い(rya」
→郵便局より銀行のほうが便利な方なのでしょう。取引条件にぱるるが載っていない商品を落札したのなら、条件に沿って取引してください。

曰く、「商品が届いて(服を)着てみてみたらサイズが違うので返品したら、非常に悪いをつけられました!」
→事前に確認を…そもそもいきなり返品って…

曰く、「最低落札価格って売る気がないなら出品しないでください」
→オークションの仕組みを…

曰く、「最後に値段を吊り上げる人がいます。私ももっと高くても欲しかったのに」
→事前に予算を高く入れとくか、終了間際に再入札してください。

曰く、「終了時間になっても終わりません!延々と出品者が時間を延ばしているようです」
→入札が競いあってるので伸びています。自分の手の届かない料金ならそこであきらめましょう。

出品者や他入札者と邪念を競いあうのではなく、自分以外は不埒な悪行三昧のような感じなのでしょうね。
なかにはオークションというシステムがいけない、という本末転倒な方も多くいらっしゃいました。
2009年09月26日 13:09:59

oyajiman

うはー、すごいですね。全ては「自分だけが得したい」って感情が発端に見えますねぇ。ある意味サポセンより醜いかも・・・

俺の場合、そもそもオークションはなんだか胡散臭くてずっと敬遠していたし、なにより今更のデビューなんで聡明期のあれこれは全く知りませんでした。今はマナーと言うか慣習というか、そんなのがある程度確立しちゃってる感じがしますが、どこかでは同じような悶着が起きているんでしょうね。
2009年09月26日 16:10:53

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