Linuxからアホ話まで、何でもありでござる

2009年09月09日

光学式ディスクの未来は暗い

[おいらのパソコンに関わる話]
PCの世界の光学式ディスクは、新しい規格が普及するころには既に衰退が始まっているように思う。

CDを最初に見たのは今から20数年前、確か高校の頃だったと思う。そのころの光学式ディスクといえば「レーザーディスクはなにものだ」のLDやVHDだったが、サイズはLPサイズ。たった12cmのCDはその名の通りまさにコンパクトディスクだった。

CDが本格的に普及したのは1990年に入ってからだ。この頃からLPは次第に姿を消していく。PCメディアとしての地位も確立し、1995年のWindows95発売の頃にはCDドライブは必須アイテムであった。パソコン雑誌にCDが付録としてついているものも多かった。この頃のPCの性能はPentium160Mhz、1.6GBのHD、32MBのSIMMという程度である。CDの640〜700MBという容量は十分過ぎるほどだった。

しかし、あっという間にPCの性能は向上していく。2000年頃にはCPUクロックは既に1GHzを突破、標準的なHD容量は40GBはあっただろう。メモリも128MBは当然のごとく積まれていた。すでにCDはかなり見劣りするメディアとなっている。このころのバルクCDドライブの価格は、既に1万円を割り込んでいたと記憶している。

DVDはこの頃に次第に普及してきたドライブだ。DVDは片面4.7GBあるので、CDよりは大容量である。DVDドライブでCDを読み書きできるので、次第にCDドライブは駆逐されていく。しかし、PCの性能アップはとどまるところを知らず、2005年にはCPUクロックは3GHzオーバー、HDは垂直記録方式によりさらに大容量化して500GBをオーバーし始めた。既にたった4.7GBのDVDなどバックアップメディアにもならない状況になったのだ。

今後、光学式メディアはブルーレイディスクに変わっていくだろう。現在でも2万円を切る価格で販売されているBLドライブだが、すぐに1万円を切ると思う。当然PCにもDVDドライブではなくBLドライブが搭載されるようになるに違いない。しかし、既にCPUの性能はクアッドコア3GHzオーバー、1TBを越えるHD、数GBのメインメモリである。BLは2層でも50GBしかない。最新の規格でさえ、PCの世界では時代遅れに見える。利便性、スピード、持ち運びのよさ、いずれもそのうちメモリチップにすべて追い抜かれてしまうんじゃないかな。

つか、すでに光学式ディスクは保管用の大容量記録メディアとしては役立たずだ。テープというか糸というか、そういうものにもう一度戻るかもしれんね。丈夫な細い糸を使ったメディアってのは意外にいけるかも知れん。誰か作ってみない?


ブログランキング・にほんブログ村へ
posted by oyajiman at 2009年09月09日 23:00:00



コメント

コメントはありません

トラックバック

トラックバック
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。 もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。.

コメントする