RVFのキャブ調整が完了、早速調子を見てみる。実はそんなに期待していなかったのだが、乗ってみてその変わりっぷりに驚いた。全回転域でトルクがひとまわりアップしたような感じだ。今までよりずっとなめらかな回転となり、振動もより少なくなった。ただ、5000~6000rpmの谷は相変わらずある。ただし、調整前のように回転が頭打ちしてしまうことはなく、谷はあるがとりあえず回転は上がって行くようになった。これだけでも十分ありがたい。
それにしてもRVFは熱い。ケツからももの裏側までの、普通では考えられないようなあたりが熱くなるのだ。ただし、フルカウルが付きはじめた初期のマシンのように、カウルの中に熱気がこもるという感じはしないのがせめてもの救いだ。カウルの中の熱のこもり具合ならNSRのほうがすごかったしNC24もかなり熱かった。ただ、総発熱量はRVFが群を抜いている感じがする。動いているときはいいが止まると最悪だなんて、まるで泳ぎ続けなければ死んでしまう鮫みたいじゃないか。
あと、この前初めて気がついたのだが、ライトが全く役に立たない。バルブが純正のものではなさそうだから元に戻せば少しはいいかもしれないが、光量自体が不足しているような感じ。恐ろしいくらいに見えない。あれで車検通るんだろうか。ポジションはスパルタンだが、エンジンフィーリングや操縦性は耐久マシンをモデルにしているだけあって長時間乗っていてストレスは少ない。ハイスピードなツーリングには最高のマシンなのだが、ライトがあれだと夜は走れないなぁ。