さてさて新マシンうきうきとRVFに跨がる俺。NSRよりは若干楽な前傾姿勢だが、やっぱりレーシーなライディングポジションであることに変わりは無い。
前のオーナーは結構攻め込む人のようで、タイヤのサイドがボロボロになっている。俺もちょっと試してみたが、まだマシンが身体に馴染んでいないしちょうど良いコースが見つかっていないためかタイヤの端まで使い切るまでには至っていない。ちょっとしたコーナーでギュッとフロントに荷重をかけたまま倒し込み、クリッピングでアクセル全開してリアに荷重を移してみるが、どうやっても俺にはタイヤのサイドをボロボロにするなんてできない。逆に表面が綺麗にツルツルになっちゃった。なんでじゃ。ああ、岩洞走りてーなぁ。
とまぁ、自分の腕の無さを思い知らされながら、久々の前傾姿勢に身体も悲鳴を上げていることに気がつく。クラッチを握る左手の握力は落ち、右手も親指の第一関節のあたりがグローブで擦れて痛い。それよりなによりとにかく首から肩にかけての筋肉が痛い。この痛み、肩こりとは全く異質の痛みで、要は「筋肉痛」だ。8年も乗っていなかったからしかたがないのだろう。
数日後、肩の痛みも収まってきたのだが、それとともに肩こりの症状がかなり緩和している事に気がついた。バイクの前傾姿勢は肩こりに効果的なのかもしれん。調べてみると、ライディングフォームは
肩こりのためのヨガの絵に出ているような姿勢に近いような気がしないでもない。
好きなバイクに乗って肩こりも解消されるんだったら最高だ。これぞ「一石二鳥」だな。