先日、しばらくこのサーバのホストOSであるubuntu9.04をアップデートしていなかったのでアップデートした。カーネルも2.6.28-11から2.6.28-13にヴァージョンが上がっているので、アップデート後再起動を促すダイアログが出た。
ubuntuはDebianをベースに作られていると聞いている。Debianはシステムの再起動なしでアップデートできるとか聞いていたのだが、それは俺の記憶違いだったようだ。昔々はinitコマンドだか何だかでシステムの再起動なしでカーネルを切り替えていたような気がしたんだが、今じゃ再起動が一般的になってしまった。MS社のおかげでSystemを止めても構わないという文化が根付いたんだなぁ。
カーネル関係が変わったので、VMware serverのモジュールもそれに合わせて再構築しないといけない。ということでvmware-config.plを実行する。いつものとおりモジュールがコンパイルされ、問題なく処理が終わった・・・かに見えた。
しかし、通常なら最後にVMwareのサービスが起動するはずなのだがそのような表示はされなかった。おかしいなぁと思いつつ、プロセスを確認してみると思ったとおり起動していないアッチョンブリケ。
あれこれやってみたがダメ。仕方がないのでVMware serverを再インストールすることにした。その前にアンインストール・・・あ、あれ?アンインストール出来ないぞ?つか、vmware-uninstall.plってスクリプトがないぞ。状況がよくわからず、しばし考え込む俺。思い出せ、思い出すんだ・・・はっ、そうだ。
あ…ありのまま 今 思い出した事を話すぜ!このサーバ、最初は実験的なものだったのでrpmで入れたのだが、後でアンインストール出来いことに気がついた。直すのも面倒くさかったのでそのままrpmヴァージョンで運用していたんだ。rpmならrpmからアンインストールすればいいのでvmware-uninstall.plがないのだ。これはもうだめかもしれんね。
最悪システムまるごと再インストールも覚悟し、仮想マシンの仮想ディスクとかをバックアップする。単なるホストOSのアップデートのつもりがとんでもないことになって超原辰徳だが、ものは試しでTarアーカイブの奴をダウンロードしてインストールしてみることにした。これが見事に成功、問題なくインストールは完了しサービスが無事立ち上がった。
ここまでなんと90分、システムごと再インストールのハメに陥ったら夜が明ける所だった。アブネーアブネー。仮想マシンは便利なんだが、ホストがポシャるとすべてポシャるというリスクは意外に大きいことを再認識させられた出来事だった。