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2008年09月18日

サイゼリアの凄さは発想とかじゃない

[うんちくん]
TBS|がっちりマンデー!!で、サイゼリアが取り上げられた模様。そのユニークさが話題になっているようだ。実際俺の回りでも「サイゼリアの番組見たか?」なんて話が出たりしている。

■サイゼリヤがすげーw

俺はこの番組は見ていないが、サイトを見るとその番組の内容がほぼ載っているようだ。読んでみると確かにユニークと言えなくもない。

しかし、特にびっくりする内容ではないのも確かだ。効率を上げていこうとすれば必ず出てくる考えだろう。サイゼリアの凄い点は、その考えをシステム化し実際のオペレーションに落し込んでしまっている点だ。

そもそも効率を上げるということは、その大部分を「省く」という選択が占めてしまう。その「省く」段階で、「これを省いたら○○では無くなってしまう」とか「●●はこうであるべき」といった変なこだわりが出てきて頓挫してしまうことが多い。味へのこだわり、品質へのこだわり、ブランドとしてのこだわり・・・俺はこの「こだわり」によって効率化提案がつぶされていく様を何度も見てきた。「こだわり」にかこつけて効率化=変化をつぶしにかかってくる輩も多い。それをはね除けピュアに効率アップをはかる姿は、フードサービス業界では異質にさえ見えてしまう。

また、全てをパターン化して行く場合には、宣伝による売上変動もないほうが良いのも事実だ。そもそも宣伝なんて麻薬のようなもので、一度宣伝をしてしまうとやらずにいられなくなる。費用対効果も定かでないのに宣伝を止めたときの落ち込みを恐れ、宣伝をする。それは広告代理店等を潤すことにしかなっていないのに、である。トータルとして宣伝しない方が効率が上がるのであれば、広告など必要はない。非常に理にかなっている。しかし、この事業規模でそれを実践できる者はなかなかいない。それを実際にやってしまうのがすごいのだ。

サイゼリアおそるべし。


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posted by oyajiman at 2008年09月18日 22:30:00



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