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2008年05月20日

動物の擬人化は気持ち悪い

[おやじのみた映画]
先日TVでナルニアなんたらの映画を放送していた。比較的話題作だったので、とりあえず見てみたが、面白いだけという感じ。

そもそも俺は動物を擬人化した映画はどうしても好きになれない。あの何とかニモなど最悪で見る気も起きない。想像上の動物ならまだしも、現存する動物が人間の言葉を話すことはない。そんなわかりきった事実を押し曲げて作る側の考えを一方的に見る側に押し付けているようにしか思えないのだ。

毛嫌いの始まりは「南極物語」のナレーションだった。残された犬がどんな事を思ったのか人間は知る由もない。それなのに、まさにお涙頂戴のナレーションと音楽で勝手にイメージを押しつけてくる。動物のしぐさを見てどう感じるかは見た人の勝手だ。それなのに画一的なイメージを押しつけ、見るものの自由を奪うなど言語道断である。動物が出てくるものは淡々と映像と音楽だけで進め、見ているものにくだらない感情の押し付けなどしないで頂きたい。

そもそも動物は基本的にはドライだ。次の強い子孫を残すために弱い子供を殺して食べてしまうことさえある。そんなことなどお構い無しの感動の押し売りは頂けない。

そうはいってもダンボだけは例外中の例外だ。ダンボは映画の中で人間の言葉など一切話さない。その泣き声としぐさだけで表現し、くだらないナレーションもない。あのような作り方をなぜしないのか。

特に映画は、セリフではなく映像で勝負してもらいたいと強く思う。その映像から人それぞれに違うことを感じる自由を持たせてほしい。


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posted by oyajiman at 2008年05月20日 22:34:24



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