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2008年05月14日

裏サイトを書く側書かれる側

[つれづれなるままに]
学校裏サイトについては、つい先日も学校裏サイトが荒れるもうひとつの原因なんてエントリを上げていますが、なんだかまた気になる記事があったので記録。

どうする,“学校裏サイト”:増岡直二郎の「企業とシステムを救う ユーザーからの提言」:ITpro

そもそもこういう評論や新聞記事では、なぜか学校裏サイトを作ろうという動機についてはほとんどかかれていません。なぜこのようなサイトが増殖したのか、根本的な理由についても調べる必要があるでしょう。

この記事によると、学校裏サイト38000件超とのこと。Wikipediaによると日本の学校数は小学校23123校、中学校11035校、高等学校5418校の39579校となっており、上記38000件を信用するならばほぼ全ての学校の裏サイトがあってもおかしくないと推測されます。

また、生徒数は小学校約720万人、中学校約363万人、高等学校361万人の述べ1444万人となっています。となれば年齢別・地域別インターネット利用率のデータを参考にした場合、小学生の70%程度の500万人、中・高学生の90%の660万人、合計1160万人程度が直接これら学校裏サイトを目にする可能性があると推測されます。潜在ユーザが1160万人もいるのにあまり表面に出てきていないような気がしますが、どうなんでしょうね。

さらに気になる部分は、有害広告が張られているというところ。

最初は生徒や卒業生などが作ったものなのかもしれませんが、そのうち広告収入や少々アブナイサイトへの誘導を目的とした輩が作り始めた可能性は否めません。怪しげな商材を販売しているサイトの文面やデザインなどが似通っているように、学校裏サイトも広告収入や怪しげなサイトへの誘導を織り込んだ作成用ツール・手引が闇で販売されているような気がします。つまり裏サイト設立自体が商売になっている可能性がありそうです。また、サイト設立の目的が広告などからの収入であるとすれば運営者はアクセスが増えれば良いだけですから、できるだけ過激で注目を浴びるような内容が好ましいのは当然です。

学校裏サイトは、既に裏ビジネスの一部に組み込まれている可能性は高いように思います。学校裏サイトがどのような理由で発生してきたのかは根本的な原因として把握しておく必要はありますが、既に誰が悪いとか何が原因だとか言っても無駄な状態に入っているような感じがしますけれども、どうでしょう。



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posted by oyajiman at 2008年05月14日 00:13:04



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