ディーゼル車に灯油を入れる奴が増えているらしい。
J-CAST ニュース : 灯油を入れる車が多発 都が「不正」監視要請
実はこの話、トラック関係者なら「
今さらなに言ってんだよ」って話だと思う。トラックの運転手だったら絶対知ってるはずだ。昔聞いた話だと、ガソリンスタンドによっては「
赤にしますか?それとも白?」と言ってくるところもあるようだ。いうまでもなく「赤」は軽油で「白」は灯油だ。
上記記事ではメーカの広報から
一般論でいえば、燃料タンク周りにあるゴム類の部品や金属を溶かす可能性があり、燃焼温度が高くなってエンジンに負担をかけるのは確実。また排ガスにも悪影響が出る
という見解が掲載されているが、トラックの運転手から聞いた話では「
灯油も軽油も変わらない」ということだった。成分的にも灯油と軽油はあまり差が無いと聞いたこともあるが、これは定かでは無い。
また、軽油は凍るらしく、気温の低い地方と気温の高い地方で売られている軽油は凝固点が違うという話も聞いた事がある。長距離トラックが温かいところで入れた軽油のままで寒冷地に来た場合、軽油が凍って動かなくなることがあるらしい。だから、温かいところから出発する長距離トラックは、寒冷地に向かう途中で凝固点の高い軽油を使いきって凝固点が低い軽油を給油するよう計算して走るとのことである。一方灯油は通常の範囲であればまず凍ることは無い。だから、寒冷地で寒い時期に販売されている軽油は非常に灯油に近いものなのではないかと勝手に推測してたのだが、
実際そのようだ。