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2004年06月24日

頭の固い人達

[こんな仕事やってらんね]
このたび、現場の適正人員配置を行うことになった我が社。その対策と実施に狩り出されてしまったおやじまんです。

現場の人って、私もそうでしたが、現状を変える事を極端に嫌う傾向があります。これは

1 現在が一番いい状態だと思っている。
2 変える手法と目標がわからない。
3 変える事で回りから文句を言われるのがイヤだ。
4 現状の問題点がわからない。

という事が原因です。特に、年配者の多い組織や歴史のある会社によく見られがちな傾向でしょう。

さて、この人達をどうやって動かすかですが、手法としては大きく分けて

1 トップダウンで有無を言わせずやらせる。
2 現場の責任者を納得させ、自主的にやらせる。

の二通りの方法があります。大体の場合、どちらかの方法に偏ってしまうのが通例でしょうが、それではうまくいきません。強制的にやらせた場合、現場の者に逃げ道を作ってしまうことになりますし、自主的にできるようになるまでには時間的な問題とその効果に疑問符がつきます。

では、どうするのか。手順としてはこんな感じが一番うまくいきます。

1 最終目標と期限を、上層部で決定する。できる出来ないは考えない。あくまで理想形を目標にする。
2 最終目標(数字)は上層部だけで抑えておく。
3 とことん現場の人間と話し合う。この場合、数字でせめてもわからない場合が多いので、具体的に「今の仕事を何人でこなせるんだ」と言うことに主眼を置く。
4 現場でできると言った目標を実施させる。そのときの効果額は上層部で別途算出しておく。
5 実施に対しての結果をフィードバックし、出来ていることと出来ていないところをはっきりさせる。
6 出来ている所に対しては更なる上の目標を考えさせ、実施。出来ていないところは期限をつけ、対策を立てさせる。それでもダメな場合は、人事異動。
7 非常によく結果を出した人間を、実施責任者に格上げし、先頭を切らせる。

この手順を繰りかえしていく事が、結果として一番の早道となります。きちんとできたところは、とても自信がつく為、ますますよくなっていきます。また、ダメな人もはっきりするので、有能な人材が選別できます。そのうち企業自体が強くなって…以下繰り返し。

ですから、かっこいいい計画なんて必要ないのです。いくら見栄えのいい計画でも、実施する人が理解できなければ結果は生まれませんからね。なまじっか「経営学」みたいなのを頭で覚えている人が上層部にいると大変ですよ。かっこよすぎて実施できませんからね。身の丈にあったものが一番ですね。

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posted by oyajiman at 2004年06月24日 22:04:03



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