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2007年02月15日

長時間労働は悪なのか

[つれづれなるままに]
最近騒がれていたホワイトカラーエグゼンプションですが、なぜここまで大騒ぎするのかよくわかりません。現状からいえば、残業代をきちんともらえているのはおーっきな会社だけじゃないのかなと思うのですよ。じゃ、日本の労働者が大企業にだけ勤めているかといえばそうではなく、残業代ってなぁにって人の方が圧倒的に多いんじゃないのかと思います。俺もその一人ね。

だから、ホワイトカラーエグゼンプションって言われても、良い悪いはまったく別として俺なんかはもう実質的に適用されているわけ。そんな俺には、それこそ対岸の火事的な見方しか出来ないのが本音です。

法律で規制しなければひどい目にあう労働者も出てくるとは思いますけど、貧困にあえいでいた時代ならいざ知らず、今の世の中でそれほどまでに労働者を保護しなければならないものなのでしょうか。不景気のときであれば、他に行くところもなく我慢せざるを得ない状況も多くなるでしょうが、そこそこ景気が良い場合、自分にとって劣悪な環境で仕事をする必要はないんじゃないのかと…要は辞めちゃえばいいだけ。そんな状況が続けば、劣悪な環境を強いた会社は存続出来なくなるんじゃないかな。

長時間労働には、強いられてやっているという側面と、偉くなりたいとかもっと金がもらえるようになりたいといった将来の自分の為にしているというふたつの側面があるんじゃないかと思います。いやいややっている人は「(見返りもあまり無いので)やりたくないけど断れない、だから誰かにどうにかしてほしい」となってるんじゃないのかな。それこそ辞めちゃえば良い話じゃないかと思う次第。問題なのは、上昇指向は持っているけど上昇できないってことの方じゃないかと思います。それは公平という名の不公平が多分に影響しているんじゃないですか?ぶっちゃけて言えば、上が低いから下も低いんですよ。

日本はどういうわけかみんな横並びが好きなようですが、景気を良くさせるひとつの方法に格差社会を進めるって話もあるらしいのですね。要は莫大な富を手に入れた層が新たな需要を生み出すってことらしいです。まぁ、極論すれば、富の分配は法律にゆだねない方がいいってことなんだと思いますけどね。今の世の中、枠を作ったって入りきるもんじゃないと思いますよ。逆に足かせになってしまうような気がします。

1000万の儲けが予想できる仕事があったとき、一人で寝ないでもやれば全部俺のものだとしたら、あなたは人を雇います?まぁ、これは経営者の話ですけど、経営者は寝ないで仕事をして儲けても何も問題ないわけ。そのかわり、過労死したって、金繰りに困って借金取りに追われたって誰も守っちゃくれないんですから。守られないから必死になるんじゃないのかなぁ。


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posted by oyajiman at 2007年02月15日 08:15:00



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