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2007年02月08日

Windows Vistaが実現したもの

[MSあれこれ]
定期購読しているDOS/V Magazineだけど、最近ますます薄くなって来た。今じゃなんとOSM(Open Source Magazine 昔のUNIX User)よりも薄い上に紙の質まで落ちてきているとはこれ如何に。

当然内容もめぼしいものもなく、そろそろ定期購読をやめる時期かなとさえ思える。このままいったら間違いなく廃刊だね。

今月号は巷で大賑わいのWindowsVista特集なんだけど、その中にちょっと気になるコラムが載っていた。元麻布春男氏のNextGenerationってコラムだ。今月のお題は「5年以上の歳月を費してWindows Vistaが実現したものとは?」だ。

PC雑誌のコラムで、MS社に否定的な記事なんてあまり見たことがない。このコラムも例に洩れず否定もせず肯定もせずといった感じの内容だけれど、そのなかで、Windows Vistaはかなりのマシンパワーを必要とすることについて
軽すぎる環境というのは、"やらなければならないことをやっていない"という証にほかならないという面もあるのだ。
という一文に引っかかりを覚えた。

俺はMS社をあまり信用していないのでその点は割り引いて欲しいのだけれど、これは右肩上りの時期だけに当てはまることであって、そうでない場合にはこれは当てはまらないのではないかと思う。

物事の進化は、大体、肥大化ー>縮小(スリム化 もしくは細分化)ー>肥大化というサイクルで成り立っているような気がする。PCだって同じで、ここまでハードが安くなってくれば、ある特定の要素にだけ特化したPCを複数台持つことだって十分可能だ。究極的には専用機ということだってありうるわけで、何がなんでもPCでやる必要なんてこれっぽっちもない。それなのにWindowsは肥大化の路線から全く抜け出ていない。逆に一番の稼ぎ頭であろうと思われるOfficeは2000で一応の完成状態になり、その後は機能を絞っているように見える。

シェアが高すぎて、Appleのように過去のしがらみを一切断ち切ったOSなどは出せないかもしれないが、MS社だってWin9X系を断ち切ったこともあるのだ。そのときのように、ここいらでひとつ軽くて信頼性が高くてセキュアなOSを出すべきなのではないかと思う。別に過去の資産など必要ないと言う人だって多いはずだ。

ま、WindowsMobileでさえ安定させられないのに無理な話だな。

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posted by oyajiman at 2007年02月08日 08:08:00



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