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2006年12月31日

責任の所在は明確に

[これでいいのか]
新聞の投書欄とか見ていると、こんなことがよくないから法律で決めて欲しいとか国がどうにかしろとか行政がどうにかするべきだとか、そういった類のものを結構見かけます。自分一人だけではどうしようもないことも多く、それを誰かにやって欲しいと思うのはわからなくもないですが、そういう官まかせの体質が色々な香ばしいできごとを増長させているのではないのかなと思うことがよくあります。

なんでも法律で規制すればうまくいくのかといえば多分そうではなく、規制すればするほどおいしい思いをするのは官とそれに付随するものであって、一般人にはあまりメリットが無いんじゃないのかなと思うのです。

数日前に、なにかの保険料が時価総額に比べても高過ぎでうんたらかんたらみたいなものを見ましたけど、おかしい保険に入っている人がいるからその保険は成り立っているわけです。法律で規制する前に、へんな保険に入らないよう自衛する人が多くなれば必然的におかしいものは消えていくだけでしょう。

こういった身近な経済的なものなどで「おかしいから法律で規制してほしい」的な考えは、暴言すれば「自分は阿呆でわからんから官でどこかおかしいところが無いか見てくれないか」と言っているように聞こえます。これが民民の話しであれば「やってやるからナンボくれる?」という対等な話になりますが、官に押しつけたがるのはそれがタダでできるという感覚が強いからなのかもしれません。だけど、一般的に官より民の方がコストパフォーマンスが高いでしょうから、官に頼むことは結果として割高な選択といえるでしょうし、なによりそういった規制から浸み出る樹液に群がる蟻が続出することまちがいなしです。それどころか、規制をする段階で樹液をより多く浸み出るよう工夫するのですから、これはもう大変です。お代官様ぁ、助けて下せぇ。おねげえですだぁとお願いしたって悪代官のすることなんて目に見えてます。

話はくるっと変わりますが、最近違法駐車の取締りってやってますか?あの民間による駐車違反の取締り制度って奴は、警察OBの暇つぶしにもならない仕事っぷりに今まで以上のコストをかけ、そのくせ今までと何ら変わらない状況にしかなっていない素晴しい制度です。つまり一部の誰かの老後のために金が流れるしくみをみごとに作り上げられたんですよ。

そんなことになった責任の一端は俺のような一般人にもあるんだよね。官に頼るのではなく、官は仕事を全うしろという感覚で見るべきなんでしょうね。


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posted by oyajiman at 2006年12月31日 08:15:00



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