最近の携帯の機能、どう見ても本来の機能からかけ離れたことを付加価値としているように思えてならない。
例えば音楽が聴けるとか、TVが見れるとか、こういった機能は+αとしてに機能であって、携帯の機能の一部としては無くても一向に構わないものだろう。
今月のDOS/V Magazineに、今話題の
WILLCOMのW-ZERO3が取り上げられていたが、この端末はパソコン雑誌にまで取り上げられるほど注目を浴びているわけだ。この端末には本当に必要な機能が盛り込まれているからこそ話題になっているのだと思う。
バブル全盛の頃、マックがカレーを出したりするなど、ファーストフードが一斉に全くジャンルの違う商品を手がけ始めたことを覚えている方はいるだろうか。今それがどうなったかと言えば、ほぼ全滅である。今は確かにバブル的な状況も垣間見えては来ている。だけれども本来要求されているものを見誤るとたいした結果はついてこないだろう。
既得権益を守ろうとするのはわからないわけではない。だけれども、その既得権益を乗り越えた先に、もっと大きな利益が待っていることも多いのではないか。短期的な利益だけを狙って業界内でもめているうちに、新興勢力に根こそぎもっていかれる事だって十分考えられる。いろんな規制に守られている携帯業界だってうかうかしてると危ないだろうね。ま、携帯業界に限った話ではないのだけど…